藁にも縋る

営業の高橋です。

安部元首相が選挙の応援演説中に凶弾に倒れた事件。全容が明らかになってきました。

今回の事件を引き起こした山上容疑者。

動機は「母親が宗教団体に多額の献金をし経済難に陥った」

「その宗教団体と安部元首相につながりがあると思い、今回の襲撃を画策した」というものでした。

動機が明らかになったことで社会では様々な反応が巻き起こっていますが

私は「なぜ多額の献金を宗教団体にしてしまったのか」という点について話したいと思います。

私自身、特定の宗教を信仰しているわけではありませんが

山上容疑者の母親のように精神的に追い詰められた状態になったことがあります。

詳細は伏せますが、そのような状況になったときは自分にとって「聞き心地」のいい言葉しか聞こえません。

周りに相談しても「みんな頑張ってるから」「そんなことで弱音を吐くな」と言われそうだから言えない。

そんななか「あなたは頑張っている」「この状況を変えられる方法がある」といわれると

いくら金を積もうと、労力を要しようとその方法にすがりたくなるものです。

世間では「なんでそんな怪しいものを信じたのか」「家族を巻き込むな」という声も散見されますが

おそらく母親は「怪しくても信じたかった」「それが最善の方法だと思った」という気持ちだと思います。

理解するのは難しいと思いますが

精神的に追い詰められると人は冷静な判断ができなくなるということを知っておいてほしいです。