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注目が上がるCLT

工務部 杉崎部長

近年、木造工法が改めて見直されています。

2050年のカーボンニュートラルを目指すという政府の表明も

後押ししています。それもですけど、日本人のDNAには木のぬくもりが

刷り込まれていると思います。

大型物件の木造化も盛んに行われ、最近では木造の高層化も進んでおります。

その中で、個人的に結構前から面白そうと思っていたのがCLT(クロスラミネイテッドティンバー)工法。

日本語だとCLTは直行集成板と訳されるそうです。基本的な考え方は極めて単純で

木をどんどんはぎ合せ、一枚の大きな集成板をつくります。それをブロックのように

組み合わせていく感じです。もちろん集成面が仕上げも兼用します。

日本ではまだなじみがあまりありませんが、ヨーロッパでは結構建築されています。

一般的には普及していませんが大手ゼネコンが設計事務所とタッグを組んで

大規模建築にもRC造+CLT工法といった工法も行われています。

まだまだ生産工場が少なく、コストも大変高くつくため普及はしていませんが、

何となく未来を感じる工法ですので今後も注目していきたいと思います。

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