「日本海溝・千島海溝」巨大地震の被害想定

こんにちは！　今日、北海道沖から岩手県沖の日本海溝・千島海溝で起きる巨大地震の被
害想定が政府の中央防災会議から公表されました。
　津波 堆積たいせき 物の調査では、二つの巨大地震は直近ではいずれも17世紀に発生
した痕跡が見つかっており、300～400年間隔で起きているとみられることから、岩手県沖から

北海道沖にまたがる「日本海溝・千島海溝」を震源域とするマグニチュード（M）9クラス

（東日本震災の2.8倍）の最大級の地震が起きた場合の被害想定を公表、冬の深夜に日本海溝を

震源域とする地震が起き、すぐに避難する人が少なかった最悪のケース場合。
　死 者　 19万9,000人　　避 難 者　 57万8,000人　　建物全壊 22万棟
　経済的被害 約31.3兆円
さらに寒冷地特有の被害もあり、津波から逃れても、その後に高台や屋外での避難が続くことで、
低体温症への対処が必要になる人が4万2,000人に上るとのこと。冬の発生時の逃げにくさを想定
した避難訓練や寒さをしのぐ物資の確保など一層の対策の備えが必要と考えられる。