徒や疎か

「徒や疎か」という言葉があります。

「徒」とは、「まごころがないこと。はかないこと。むだなこと」という意味で、

「徒や疎かにしてはいけない」とは、「いい加減に扱ってはいけない」「適当に済ませてはいけない」ということを、少し強調して表現する際に使われます。

最近、耳にすることが少なくなったこの言葉は、物の扱い方や仕事の進め方、約束を守る時などにも使われます。

仕事をする上で、徒や疎かに済ませてよいことは一つもありませんが、職場で日々を使用する物に対していかがでしょう。

会社の資産である職場の器具などに対して、どれほど丁寧に優しく扱っているのでしょうか。

たとえば、ドアを勢いよく開けると、ロッカーや機器に当たって、傷つき故障することもあります。

物の扱いも、人の約束事に対しても、「決して疎かにしない」と心がけ、日々誠実な人柄に磨きをかけていきたいものです。