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リフォーム課 山口
2019年からカリフォルニア州で行われていたベーシックインカムの実験が今年の初めに終了し、結果が出たという記事を読みました。
この実験は、平均年収の中央値である4万6000ドル(訳494万円)を下回る住民から、ランダムに選ばれた125人を対象として行われました。
選ばれた住民には毎月500ドルが支払われ、住民はそのお金の使い道などの報告義務はなく、自由に使うことができるというものでした。
結果、主に3つの効果が示されたそうです。
1つ目は、お金を受け取ったグループの収入の変動性が減少したということです。
お金を受け取っていないグループの世帯月収が68%変動したのに対し、お金を受け取ったグループの世帯月収は48%に抑えられていました。
受け取ったお金の大半は食料品や公共料金などの生活に必要な費用の支払いに充てられ、1%未満がタバコやアルコールなどの嗜好(しこう)品に充てられたとのこと。
変動が上昇か下降かは示されていませんが、収入が安定することはメリットと言えます。
2つ目は、「人々はお金を受けとることで働かなくなる」という考えが誤りだったということ。
お金を受け取ったグループの就業率は、お金を受け取っていないグループに対して7%高いという結果が出ました。
3つ目は、お金を受け取ったグループの幸福度が高く、健康で、不安が減少したということです。
この結果を見た実験の主導者である元市長は「お金は向精神薬よりも、うつ病を治すずっといい手段です」と語ったそうです。
今回の実験では、平均収入以下の住民が対象の実験でしたので、
平均以上の住民へのベーシックインカムがどのような影響をもたらすかについてはわかりません。
また、個人を対象としているため世帯での影響などは未知数です。
しかしながら、こういった実験結果を参考に国民の幸福を最優先に考えられる日本であってもらいたいものです。
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