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住宅耐震について-2

リフォーム課 須々木

こんにちは! 耐震診断基準の変わり目について、「1981年6月」と「2000年6月」の
2度にわたって大きく改訂されており、「1980年以前に建てられた建物」を
「旧耐震基準住宅」(築40年以上の住宅)、「1981年以降に建てられた建物」を
『81-00住宅』(新耐震基準住宅、築年数40年~20年の住宅)と区分して
耐震診断結果の調査データ報告がありました。
前提として、建築基準法と耐震診断の考え方の違いがあり、建築基準法では、耐震計算
する際に想定する地震を大地震と中地震の2段階に分けています。大地震とは建物が
建っている間に遭遇するかどうかという極めてまれな地震(数百年に一度起こる震度6強
クラスの地震)のこと、中地震とは建物が建っている間に何度か遭遇する可能性のある
地震(震度5強程度)のことです。「大地震時には人命を守ること」「中地震の場合には
建物という財産を守ること」を目標とするのが、建築基準法の考え方です。
これに対し、耐震診断では人命を守ることに重点を置き、「大地震時に倒壊しない」ため
の耐震性確保を目標に据えることを明示しました。大地震・中地震という2段階を設定する

建築基準法と異なり、耐震診断では大地震への対応という1段階で考えることに
なります。次回に耐震診断結果の考察(木耐協掲載)を投稿してみたいと思います。

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