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「鯉の滝登り」という諺があります。
「黄河の上流にある竜門という滝を登ることができた鯉は竜になる」という中国の伝説から「立身出世すること」のたとえとして使われます。
実際、鯉の泳ぐ力では滝を登れませんが、この諺を立身出世の象徴として、江戸初期ごろから旗などに鯉が描かれるようになり、現在の鯉のぼりとなったのです。
この諺から「及ばぬ鯉の滝登り」という慣用句が生まれました。
意味は「どんなに努力しても、目的を達成することは不可能であること」です。
日常において「及ばぬ鯉の滝登り」のように、「登れるわけがない」「できるわけがない」と諦めてしまうことはないでしょうか。
仕事における理想像や目標は人それぞれですが、「できない」とやる前から諦めて、努力を怠ってしまっては、何も得ることはできません。
何事にも挑戦する気構えで、自分の可能性を信じて、小さなことから自らの目的に向かって登り続けましょう。
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