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「新紙幣」を手にして

総務部 流石部長

渋沢栄一の1万円札、津田梅子の5千円札、そして北里柴三郎の千円札を手にした。

何といっても「3Dホログラム」に目に止まる。

3Dで表現された肖像が回転する最先端技術が用いられている。

幾つかの目立つ特徴は、

お札を傾けると、表面には額面数字の「10000」、裏面には「NIPPON」の文字が見え、

左右両端の余白部分にピンク色の光沢が見える。

額面数字や識別マークには、特にインキを高く盛りあげる「深凹版印刷」が使われ、

触るとざらざらした感触。

年齢や国籍を問わず多くの人に馴染みのあるアラビア数字による額面表示を、

旧券よりも大きくしているのも特徴で、

そのせいか、私には何かオモチャの紙幣の感じがする。

他にも、多数の偽造防止対策と使いやすさが工夫されているようだが、

是非手に取ってじっくり見ないと実感がわかないと思う。

これから、ドンドン出回り、当たり前になるんだろうなと、

今は、ひと時の感動。

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