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震災から13年

工務部 渡辺部長

東日本大震災から13年まだ覚えています。

金曜日の昼過ぎ、翌日中小河原にあるトステムのショ-ル-ムをお借りしてリフォーム相談会の実施する前日の午後でした。準備の責任者だった社員から電話で午後から韮崎のお客様と打ち合わせがありますが、準備には間に合うよう戻りますとの連絡を受けた後でした。

当時事務所は蓬沢の交差点にある住宅のモデルハウスの2階にありそこで女性の営業と二人でいました。

その日は浴室のリフォ-ムのお客様の現場で脱衣場の床の直を大工さんと打ち合わせして戻って見積もりをしていた時だと思います。

ドカン縦に揺れそのあと横揺れ今まで経験のない揺れでした。

女性の社員が騒いで外の出ようとしているところその場にいるように言いましたが、窓の外から見える電線が、縄跳びでも始めるような揺れだったのを覚えています。

ですがその時被災地での被害を知る由もありませんでした。

地震の揺れが納まり韮崎に向かっている社員と連絡が付き高速道路が止まっている準備には遅れるかもしれないとの事。

それではと思い準備は早めにしなければならないと思ったのですが、準備はショ-ル-ムの営業時間後です。慌てても仕方ありません。

そこで朝打ち合わせに行った現場の大工さんの状況を確認しに行ったところ思うようには進んでいません。

進んでないじゃん。といったところ進むわけないでしょ、停電なんだからと言われ

事務所は停電がなかったのですが、場所によってはていでんしていたようでした。

このお客様は浴室の交換から始まり水回り4点の交換工事で水曜日から浴室の解体をし火曜日にユニットバス設置予定でした。

震災による工事への被害を知ったのは、翌翌日・翌日手伝ってくれるトステムの担当営業さんが、福島への出張から帰ってこれず、日曜日に戻ってきてからでした。火曜日予定しているユニットバスは、出荷できないかもしれませんとの報告を受けました。

茨城の倉庫が被害を受け出荷できない状態ですとの事。

もうどうしようもありません。

お客様に相談し他メ-カ-で間に合う商品を選んで設置するしかないと思ったのですが、待っていただけるとの事。ほっとしたのを覚えています。

地震当時嫁と一緒になってからまだ間もなく嫁は所沢から嫁いできてまだまだ友達もいない状態

やっと連絡がツキ聞くと吉田は停電との事今日のように暖かくなく寒い夕方そこで車に行って暖を取るように

当時の車にはテレビもついていて情報も得られるので少しは落ち着くかと思いました。

その後家に帰るのに情報では食料が、コンビニになくなっているような状態との事、で帰る途中のコンビニにはじから立ち寄り2日ほどの食糧を買って帰った覚えがあります。

その時は食料の備蓄は大切と思い備蓄を始めたのですが、今回能登半島で起きた地震の時家家の方では被害はなかったものの自分たちは被災地にいました。

その時車のガソリンは残りわずか明日帰り入れればいいやと思い給油せずホテルへでもその時やはり翌日給油するのではなくその日に済ませていたらと思うと危機管理が足りなかったのだと思いました。

いつ何が起きるのかわかりません。

先週は従兄のところで火災全焼する事故もありました。注意することに越したことはありません。

皆様も今一度考えてみる必要があるのかもしれません。

耐震補強も命を守るうえで大切なのですが、それにも増して40年近くたっている家は内装材が燃えやすいものが使われているまして和室なども得やすい柱が露出天井板に関してはベニヤ又は突板と燃えやすくなっています。

大切な命・家族・我が家・リフォ-ムを検討する際は耐火も考えていきましょう。

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