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工務部 杉崎部長
今朝の新聞に載っていました。
災害が起きると一時的に取り上げられ、時間が経つと忘れられます。
山梨県の耐震化率、
2020年度末の住宅総戸数32万7700戸、このうち耐震基準を満たしたのは
28万6千戸なんだそうです。耐震化率87.3%。
この数字を高いと見るか、低いと見るか、約9割ではかなりいい数字では?
と思いがちですが国のロードマップから見ると絶望的に低い数字です。
当初2025年にはほぼほぼ耐震化が完了している予定でした。
「耐震性のない住宅」とは具体的に何を言っているか、ご説明します。
住宅の耐震基準は何度も見直されてきていますが、今問題とされているのは1981年
5月以前に建てられた住宅です。そこで一度大きな耐震基準の変更がありました。
専門的には旧耐震住宅と言われています。この建物が山梨県内万に4万1700戸あるそうです。
ただ、昔は確認申請を出さず建築されるものも相当数あったのでそこまで調べているかどうか?
しかし現実的な話になると、恐らく高齢者が住んでいる住宅が多いはずです。築年数的に、
住宅の耐震化となれば壁や床を壊し、そこへ新たな耐力壁や補強金物を施工するわけで、
費用的にかなり高額になってしまうことは明らかです。現在大体どこの市町村でも100万を
限度に耐震化を奨励していますが、とても100万で収まるとは思えません。
高齢者にとってその支出はとても厳しいと思います。これが耐震化が進まない原因と考えます。
もう少し補助を増やすとか、恐らく悪徳業者もかなりいるはず。その辺を参入できないように
するとか、対外的面子確保のため省エネばかり進めてきましたが、ここいらで真剣に対策しないと
内部から崩れますよこれは、
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