山梨(甲府、河口湖、富士吉田、笛吹、甲斐、大月、都留)で新築・注文住宅ならカトリホーム
blog
スタッフブログ
工務部 杉崎部長
本年もよろしくお願い申し上げます。
昨年末は家庭内でインフルエンザが発生し正月は家内パンデミックのおかげで
正月らしい正月はありませんでした。幸いにも私は感染しなかったので看病する側に、
それもそれで辛いものがありました。
元日に襲った地震。未だ被害の全貌が見えませんが正月からショッキングでした。
風情ある輪島の街並みが地震と火災によってほぼ消失。亡くなられた方、災害に遭われた方、
お悔みとお見舞い申し上げます。伝統の瓦葺きと下見板の外壁。昔ながらの宿場町にある建築様式。
恐らく築年数も相当の物と思います。
屋根について、瓦も良い所も沢山ありますがやはり重量がネックです。
今では瓦の施工方法も昔とは違い、乾式による木下地へビス止めが主流ですが、倒壊した建物は恐らくですが
葺き土の上に瓦を載せた工法かと思います。この葺き土+瓦の重量が揺れを増幅させる傾向にあります。
想像ですが恐らく7~8t以上屋根に載っていたんではないでしょうか?
それと商売屋が多い通りなんかは道に面して間口を大きくとっている建物がほとんど、
開口が極端に多い面があると力がみんなそこへ逃げようとし、そこから捻じれるように建物が倒壊します。
その辺の悪い条件が重なり多くの建物倒壊に至ったと感じます。
阪神淡路大震災以降、建物倒壊による圧死を防ぐため施工基準も強化されましたが古い建物の耐震化が
一向に進んでない現状が再び露わになってしまいました。新築住宅に関しては即倒壊につながるケースは
少ないと思いますが、未だ旧耐震基準の建物が多くある事、耐震改修が一向に進まない事。
国が本気にならないと解消しないと思いますが、本気になるとは思えません。経済的な事情もあるだろうし
(耐震改修は高額になりがちですが、見た目は何も変わらないため行う人が少ない)
難しい問題です。
SERVICE
COMPANY