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『歩きスマホ』はなぜ危ない(予測して行動)

総務部 流石部長

ユニークな科学研究などに贈られる「イグ・ノーベル賞」で、今年も日本人が受賞。

日本人の受賞は15年連続。

京都工芸繊維大の村上久助教ら日本の研究チームが、

「なぜ『歩きスマホ』で歩行者同士がぶつかりそうになるのか」を実験で調べ、

「動力学賞」を受賞した。

横断歩道のような場所で二つの歩行者集団が向かい合ってすれ違う際、

一部が『歩きスマホ』をしているだけで、本人だけでなく周りの人も歩行が乱れ、

ぶつかる直前に大きくかわすことになることを実証。

スマホに目を奪われると、本人も周囲も相手がどちらに向かっているのかが『予測』できなくなり、

衝突の危険が高まると結論付けた。

人と人とが関わり合いながら成り立つ社会だが、相手にいちいち確認し合うことは難しいので、

予測・予想を絡ませて、自分の行動を決めている。

何かしらの情報が入ると予測精度が上がり判断しやすくなる。

特に仕事に関しては、予測・予想しながらの判断は多い。

予測が多い分、関連情報の収集努力をして確実性、円滑な業務を実現させている。

『歩きスマホ』の例にならないように、仕事では特に、情報(報告・会話)を一早く関係者に伝え、

意思疎通を図る必要がある。

些細な情報も判断に影響するし、情報不足なら先に進めない。

職場内において、「自分が分かっていれば良いという思い込み」を捨て、情報の報告・開示を心がけて欲しい。

 

 

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