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ブルーインパルスの安易な行動

総務部 流石部長

オリンピック、パラリンピックも無事終わり、今は総裁選の話題で持ちきりになっている。

少し前の出来事になってしまったが、東京パラリンピック開会式があった8月24日に

東京都心をフライとしたアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」のカラースモークとみられる塗料が、

発着拠点なった入間基地周辺の車両に付着したとの問い合わせが翌日以降、複数あったと発表があった。

都心でカラースモークを使った機体とは別の予備機3機が基地周辺でスモークを使用。

着陸しようとした際、スモークを出すのに適正とされる高度約520m以上からはるかに低い高度30mで出していたとのこと。

「乗員は(今後は使用することが無いから)カラースモークを使い切りたかった」と話していた。

低い高度なら塗料を付着させてしまうから、520mを適正高度としたのだろうが、

乗員の安易な気持ちと行動が損害賠償にもつながる結果を生むことになった。

予備機がこの事態を起こしていることも気になる。

物事を始める前には想定されるリスクを含め指揮命令系統からルールの説明があって行動に移る。

設定されたルールの目的や意味の説明がしっかり伝わり理解されていれば、

安易な行動による事態は起きなかっただろう。

予備機であっても社会への関係性や影響力は花形の機体と同等。

どの世界においても、物事を実行させるには隅々まで丁寧に理解されているか確認しないと

同様なことが起こるのではないかと感じた。

その確認の程度がミスを起こさない組織の強弱となるのではないかと思う。

 

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