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読書記録 2104

リフォーム課 須々木

こんにちは!  少し前、芥川龍之介の「トロッコ」を読み直してみた。トロッコに乗ってみたいと常々憧れていた少年が、

ある日トロッコを押す土工たちに誘われて楽しくトロッコに乗るのだが、存外遠くまで来てしまったところで、夕暮れ近くに

一人で帰る羽目になる。暮れゆく中、心細い気持ちで来た道を、駆け戻る子どもの心の描写が、実に鮮明である。
 ところが、この話の最後の最後に芥川は、大人になり、妻子も得て立派な仕事をするようになった彼が「全然理由もないのに、

その時のことを思い出す事がある。」と書いている。「塵労に疲れた彼の前には今でもやはりその時のように、

薄暗い藪や坂のある路が細々とひとすじ断続している。」と締めくくる。
 大人の男の心の内にある密かな孤独を、このように表現してみせる作家の手腕に、改めて「まいったなぁ。」と

思わされたのであった。

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