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白壁社長
おはようございます。
これほどの人でもガンには勝てませんでした。早すぎる旅立ちに絶句です。
昔一緒に写真を撮ってくださった記憶がよみがえります。
思えば古賀先生は我々軽量級のヒーローでした。
ソウル五輪で優勝間違いなしと言われていたがまさかの敗退で日本から冷ややかな目で対応されその次のバルセロナ五輪では試合前大けがしたのにもかかわらず痛み止めを打っての金メダル。しかしその膝のケガよりも胃潰瘍の方が重傷だったというのは有名な話。次のアトランタ五輪は決勝で敗れたものの2位。この試合は試合序盤で相手選手が警告まで与えて古賀先生はあとは時間が来るまで耐えるだけだと気持ち的に「逃げ」になってしまい、時間ギリギリで反則が並んでしまい判定で負けてしまいました。このことがあって指導者になってから気持ち、メンタルについて熱く語っている印象があります。
そのいい例がアテネでの谷本選手が優勝したときに試合後走って古賀先生のところまで走っていって抱き着いたシーンは2人の信頼関係の強さを感じられます。
平成2年の全日本選手権では決勝で小川直也選手に敗れ2位になったものの71キロながら100キロを超える選手を次々投げていくその姿はまさに三四郎。もう憧れでした。
敗れたもののその後のインタビューでは生まれて初めて柔道で宙を舞ったという言葉に驚愕したことも思い出します。
なにやらマニアックな話になってしまい申し訳ございません。
人の命はわからないものです。
ご冥福をお祈り申し上げます。
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