「俺が止める」

　今も感動の場面として思い浮かぶのが、山梨学院高校サッカー部の全国制覇。

　キャプテンの力強い言葉が、山梨学院高校サッカー部を日本一に導いた。

　11日に決勝が行われた全国高校サッカー選手権で、11大会ぶり2度目の優勝。

対戦相手は優勝候補の青森山田高校。さすが強豪チーム相手で、おされている場面が多くヒヤヒヤもの。

それでも山梨学院が粘り強く守り抜きシュートを決め歓喜の声を上げていた。

　この決勝戦で最も印象深かったのは、ゴールキーパーの熊倉キャプテンが

「笑っても、泣いても最後だ。楽しく蹴ってこよう。外したっていい。俺が止めるから。」と、

ＰＫ戦に入る直前の円陣で仲間に呼びかけた。

　大会中の3試合目のＰＫ戦。

決勝までの2試合のＰＫ戦でビッグセーブを連発している守護神の言葉は、

仲間に勇気と安心感を与えのびのびとプレーが出来る環境を整えた。

　実績に裏付けられた力強い言葉。リーダーの勇気強い一言は大きな意義を持つと感じた場面だった。

Detailed isometric penalty kick. Layered and grouped for editability. Download includes EPS file and hi-res jpeg.