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スタッフブログ
企画課 白壁課長
多様化する田舎暮らし事情。
最近の田舎暮らし事情と、なかなか聞けない「お金」「仕事」「住まい」について、
移住のプロに聞いてみました。
リゾートホームジャパン
「富士リゾート倶楽部」
地域アドバイザー 川口 甲二
幅広い年代の人々が、さまざまな理由で田舎暮らしを選択する時代になりました。
一昔前、田舎暮らしと言えば、老後の豊かな暮らし方の一つという捉え方が一般的でしたが、近年は、自身の人生を豊かにするために地方での暮らしを選択するという若い世代も増えてきました。
それが、コロナ禍を経てさらに加速化するとともに、田舎暮らしに求めるものもますます多様化しているように感じます。
例えば、通勤時間が短いなど都会に比べてゆったりと働ける場所で暮らし、その分家族との時間を大切にしたいという人や、自然豊かな場所で子育てをしたいという人。
加えて、最近の傾向として増えているのが、趣味やレジャーを楽しむため、あるいは大切なものや財産を守るために、2つ目の家を持ちたいという人。
富士北麓でいうなら、富士山の見える場所で暮らしながら、山登りやウォータースポーツなどを楽しみたい方、自然災害や不測の事態に備えて大切なコレクションを安全な場所に避難させたいという方などですね。
また、ペットのために、ヒートアイランドと化して散歩もままならない都会を離れ、田舎暮らしを選ぶという方も少なくありません。
「いつ何が起こるかわからない」という漫然とした不安がリアルになったことで、価値観や人生観が変化したり、
〝いつか〞ではなく〝今〞実現しようと考えるようになった人々を、働き方改革と手厚い支援が後押ししているように感じます。
キャリアを活かした活躍を期待する、地域の声も大きくなっています。
こうした動きに対して、受け入れ側も大きな期待を寄せています。
行政の支援策が充実する一方、都会で培ったキャリアを地域で活かしてほしいと期待する経営者の方も多く、私のところにも、「誰かいい人いない?」という問い合わせが頻繁に寄せられます。
コロナ終息後に備えて観光事業などの再整備が急がれるなか、働き手はもちろん、柔軟な発想で新しいアイデアをもたらしてくれる人、教育や育成を担ってくれる人を求める声がますます増えています。
住まいに関しても、ペット共生賃貸などニーズに応じた賃貸物件が出てきました。
また、新しい分譲地も登場しています。
もともと家賃相場も土地価格も都会に比べて低いのですが、新築であれ中古であれ、住宅支援機構や山梨中央銀行といった信頼性の高い金融機関が提供するセカンドハウスローンなどを利用できる可能性がありますし、まだまだ金利も低いので、資産形成を含めて検討する価値はおおいにあると思いますよ。
ところで、移住では、思い込みは厳禁です。
雑誌やネットの情報を鵜呑みにせず、まずは自治体の制度などを利用して移住体験を楽しみながら、四季を経験してみること。
特に最も条件の悪い季節、富士北麓なら、真冬の寒さを必ず体験してみるべきです。
その上で、「大丈夫、暮らしていけそうだ」と思ったら、サブスク型のゲストハウスや賃貸アパートなどで二地域居住をしつつ、土地勘を養い、人間関係を構築して、緩やかに完全移住へと移行していくのが理想です。
地域に溶け込むことは、豊かな暮らしに不可欠です。富士北麓には、カフェやレストラン、古民家ゲストハウスなどを開業している先輩移住者がたくさんいますから、そうした施設を利用して交流を深めることも、移住を成功に導く一助になると思います。
「やまなしlife vol15」より
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